5月はカンゲキ! | 綿菓子屋此処似候

5月はカンゲキ!

 春爛漫 5月は人出でごった返すゴールデンウィークが始まりだけど、新型インフルエンザの流行なんて何のその、まずは観劇の月。
 13日はシティボーイズミックス PRESENTS 「そこで黄金のキッス、24日は、名古屋公演が始まったばかりのダイハツ コルテオ CIRQUE DU SOLEIL
 ともに異次元の時空を彷徨い、我を忘れる。

 (次元についての入門書を読んでいるのだけど難しい。全くわからない。ひょっとしたらすぐそこにミクロのとっても小さい異次元が丸めこまれて存在するのだとか。)

 自分が飛べたり、逆さに歩けたりできないことをまだ知らなくて、夢と希望と現実と絶望の違いを知らない子供たちには目の前で繰り広げられている世界は不思議ではないだろう。
 コルテオを見て感激するのは、大人になってしまったからなのか。いや、まだいつか空を自分の力で飛んでやろうと思う自分がいる。疑問符を抱く前に信じたい。 
 
 5月中旬の日曜日は知多半島の先っぽに行ったりした。知多半島は伊勢湾と三河湾に挟まれていて、付け根付近に中部国際空港 セントレアがくっついている。
 先端近くの豊浜の魚ひろばは規模は小さいけれどおいしい魚がいっぱい並んでいた。ここの名物はなんと言ってもまるは食堂。巨大エビフライなどの活魚料理旅館で、大きな食堂は人が溢れ、2時をだいぶ過ぎていたのに、40分待ちで、諦める。
 漁港の小さな食堂を勧められて、そこで食べたのだが、ここまで来たらやはりまるは食堂で食べるべきだろう。
 
 エビフライはタモリが言うほど名古屋名物として認知されてはいないが、あつた蓬莱軒ひつまぶし風来坊手羽先唐揚が名古屋名物ならまるは食堂エビフライは立派に名古屋名物だ。元々はそれぞれの店の名物だった。
 
 5月最後の日曜日は、インフルエンザ騒動の間隙を突いて、しなければならない諸々をなげうって、京都に向かう。気候の良いこの時期に、みんなが敬遠する京都に行かない理由がない。
 各務ヶ原のアトリエに寄ってからなので遅くはなったが、まず太秦の映画村の前を素通りして、広隆寺へ。高校の時以来の弥勒菩薩半跏像はすっかり変わっていた。変わったのは自分の記憶の中でで、閉じこめられた思い出以上に幽美だった。微笑みを見つめる。
 桂宮院本堂が公開されていて、外から拝観する。小さく瀟洒な六角形のお堂。竹林にひっそり佇んでいた。
 
 そこから東福寺へ。時間が遅く拝観できなかったが、紅葉で有名な庭園を外の回廊から眺める。
 鴨川の河原から先斗町をリサと散歩。祇園側で早い夕食を摂る。
 
 四条周辺は流石に人で溢れていたが、ほとんど渋滞にはまることはなく、どこでも駐車場探しで困ることはなかった。予想通り楽々な京都観光だった。途中で少し買い物をして8時には帰宅。