11月のWOWOWなど、グダグダと | 綿菓子屋此処似候

11月のWOWOWなど、グダグダと

 11月のWOWOWで楽しみにしているひとつは、ハイっ、こちらIT課!のシーズン3。イギリスのブラック・コメディはドタバタ過ぎて、気持ち悪くて、とても付いていけないものばかりなのだが、ハイっ、こちらIT課!にだけはハマってしまった。いつもではないけれど、久しぶりに大笑いしたこともあった。
 新シリーズにもかなり期待している。

 もうひとつは、松竹ヌーヴェル・ヴァーグ 吉田喜重監督特集。吉田喜重は「大島渚、篠田正浩と並び、松竹ヌーヴェル・ヴァーグの一翼を担った」監督のひとり。その昔、映画ばかり見ていた頃に一番好きな監督だった。対象を冷たく突き放す大島渚、岩下志麻を撮り続けた篠田正浩とは違って、吉田喜重はどっぷりと日本映画の、更に言えば松竹の泥臭い伝統を根底から引きずっていた。ネットリとしたカメラワークでありながら松竹ヌーヴェル・ヴァーグであろうとした相反する映画作りが面白かった。日頃は泥池などに近寄ろうとしないが、吉田喜重なまでに泥池の深い底に身を沈めていられるのは逆に快感となっていた。

 最近のアメリカの面白かった統計。
 テレビ放送を録画ではなく、70%以上の人が生で見ているそうだ。録画してCMを飛ばしながら見るのが常態化しているので勝手に驚きだった。
 低所得者ほど大型テレビを所有しているとか。他にやることがないのは同じ?