氷見にブリはあるのか | 綿菓子屋此処似候

氷見にブリはあるのか

 実は先週の日曜日にも富山に向けて走り始めたのだが、豪雪のため高速が通行止めで近場の道の駅巡りに矛先を替えていた。
 
 6日の日曜日は全国的に曇りか晴れで、雪の降る心配はなかった。
 最初の目的地は、東海北陸自動車道のひるがのSA。SAの上り側に併設されているクックラひるがのでは海そだちという売店で氷見産の魚介類が販売されていた。
 ただ、売っていると言うだけで、もともと乏しい商品構成で期待はしていなかったが、それでも期待以下、全くの的外れだった。ブリ1本55,000円の立て札だけあって、そのものはなかった。
 この時点で、ちょうど、昼。その階下の食堂エバスを覗く。氷見でとれた海鮮どんぶりが目玉のはずがすでに売れ切れ。いったんは座ったものの食べるものがなくて憤然と席を立ち、別の店でインド人シェフが作るというカレーを食べる。いつも結局はここに落ち着く。
 クックラひるがのも少しは改善されているのかと望みもしたが、その様子はない。平日と日曜日、閑散期と繁忙期の格差がありすぎて困惑しているのだろう。打つ手なしか?
 
 ブリの姿も見られないひるがのに落胆して、そのまま北に向かう。ここまで来たら氷見まで行くことにする。
 氷見へは、東海北陸自動車道をそのまま突っ切って能越自動車道で一本道。迷うことはない。
 
 氷見では道の駅 氷見に併設されている海鮮館にまっすぐまっしぐら。駐車場は観光バスや自家用車で臨時駐車場を含めてすべてあふれている。
 だからなのか、なのになのか、館内は2時過ぎの時点でほぼ売れ切れ状態。ブリの姿はどこにもなく、アラを少し売っているだけ。食堂のメニューからはブリ関係のメニューがすべて消されていた。押し寄せる客のほとんどは土産物も買えず手に何もぶら下げないで駐車場を後にしていた。
 
 それではなんなので、途中で見つけた地元のスーパー『ハッピータウン氷見ショッピングセンター』に立ち寄ると、やっと愛媛産の養殖ブリの横に氷見産ブリの切り身を発見。刺身やブリ大根もある。他にも、真子コンニャクなどの地元の惣菜を物色する。

 惣菜の味付けはさっぱりしているが甘め。持ち帰って食べたがどれも美味しかった。刺身自体は地元のイオンより少し安い程度。
 
 帰りはスキーの帰りで渋滞する東海北陸自動車道を避けて北陸道を使う。往復450km強で、ブリのためとはいえかなりの遠出となった。