綿菓子屋此処似候 -5ページ目

焼き鯖定食

 小浜では鯖のおいしい季節とのことで強風と篠つく雨の中を走る。
  
 小浜港の先端の御食国若狭おばま食文化館前にあるお食事処 濱の四季のお昼の営業時間にギリギリで間に合う。


綿菓子屋此処似候-濱のふるさと膳
 
 焼き鯖定食にあたる濱のふるさと膳。初めてのおいしいと思える鯖だった。鯖がおいしい季節と言うことに間違いはなかった。写真右上が焼き鯖。右下は濱捌きの鯖汁
 
 
 
 最近はお馬鹿映画ばかりを映画館で観ていた。マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたことピンクパンサー2
 
 DVDやWOWOWで最近観たのは、再会の街でつぐないシューテム・アップレッドクリフ Part I僕の彼女はサイボーグジャンパーなどなど。
 感想を書こうとすると苦情や悪口ばかりになりそうなのでパス。
 
 中でも面白かったのはフローズン・タイム。良い映画かというと、そんなにオススメできるほどではない。途中のオダチンとラストの映像だけのための映画。一応恋愛映画だけど、主人公はストーカーでしかない。それを赦せるヒロインにカンパイ。

もののけ姫を観た

 『もののけ姫』のDVDをレンタルして観た。この映画が公開された時には今のようなシネコンが当たり前ではなく、都心のロードショウ上映館に並んで苦労して観た覚えがある。難しいテーマを感動的な物語で訴えていて、いつまでも決して色褪せることのない映画のひとつだろう。今ではあの大スクリーンのロードショウ上映館は2分割されてシネコンの一部になっている。大スクリーンで、『もののけ姫』を観ることはもうできない。

 さて、遂にというか、待ちに待ったというか、テレビがおかしくなった。時折ピントがぼやけるようになり、まともに映像が見られなくなるのも時間の問題と思われた。このブラウン管テレビはワイド画面だがチャンネルが地上デジタルには対応していない。もちろん、ハイビジョンではない。それでもアナログよりは綺麗なので、地上デジタル放送をケーブル・テレビのホーム・ターミナル経由で見ていた。8年目でまだ私の想定寿命には届いてないのだが、店頭展示品をやすく購入したのだから致し方ないのかも。こうして、ブラウン管テレビに見切りをつける時期がやってきた。2月の下旬のことだった。
 
 やっとなのか、早々なのか、我が家にも地デジの時代が幕を開ける。早速、ヤマダやコジマやエイデンを回って下調べをする。なんかな・・・どこも似たり寄ったりで、下がっているらしいけど、不況のどん底はまだまだ先で、これからテレビなどはもっと安くなると思うのだが、それなのにどこの電気屋も強気に見える。
 だからといって、テレビ小僧の私としてはテレビがない日は考えられないから、今が買い時であることに違いはない。底値を待ってはいられない。
 テレビはそれ程大型でなくても良いけど、やはり、どうせならブルーレイ・レコーダーをセットで欲しいし、5.1chのスピーカー・セットを邪魔にされたので、代わりに2.1chでよいからオーディオ・ラックも。更に、絶対ではないけれど、できれば、スポーツ番組を快適に観るために液晶よりもプラズマが望ましい。
 店員に値段の提示を求めたのはヤマダだけだが、想定していた価格とはかけ離れていたので、それ以上交渉しなかった。その時点で一番安かったのはWEBで調べていたテレビ通販大手。数日後のジャスコのチラシもかなりだったけど。 
 家電量販店大手は苦手だ。家にあれば家族同然のように思える家電製品の数々が店の中では他人顔して鎮座している。目をギラギラさせた落ち着きのない店員と素っ気なく客との会話を避けようとする店員。ちょうど良い雰囲気の店員はどこを探してもいない。店の中をうろつけばうろつくほど自分が物や人から疎外されているような気分になる。
 ましてや、近所の電気屋さんはちょっと・・・・。
 
 WEBで注文すると、3日後には届いてしまった。あまりの早さにまだ部屋の準備ができていなくてあたふたとする。
 
 テレビ通販大手で好ましいのは、本体価格とは別に、送料、設置手数料などが明記されていることだった。各種の手数料を自分で取捨選択できるので、設置や接続などははじめから除外する。
 この機会にある程度テレビに接続する機器を整理したのだが、新しいテレビにはBD/DVDレコーダーやオーディオ・ラック以外に、ケーブル・テレビのホーム・ターミナルとDVDレコーダーを2機接続する。DVDレコーダーの古い機種はHDDの容量が少なく地上デジタルに対応していないので、主にケーブル・テレビのドラマ録画用にした。スカパー!e2を契約した時に無料で配布されたもう1台のDVDレコーダーは地上デジタルの録画をメインにする。新しく仲間入りした BD/DVDレコーダーはスカパー!e2とwowowなどの映画の録画用に切り替える。アドバンスド AVCエンコーダーとかで、映画をハイビジョン画質でDVDに保存できるのは嬉しい。若干画質は落ちるけど。
 そんなこんなでテレビの裏側はアンテナ線や電源コード、さらに、HDMI、D端子、S端子などのケーブルやコードが一抱え以上の束になってこんがらかっている。
 それでも自分で使いやすいようにしたいので、どんなに面倒だろうと他人には任せられない。いつも接続は自分で行っている。もちろん、今回も他人に頼むようなことはしない。説明が複雑で理解してもらえるとは思えない。だからだが、すべての機器を使いこなせるのは私だけだ。
 
 やはりFull HDの画像は感動モノだ。後戻りはできない。
 その昔、かなり大袈裟ではあるが、わが膨大なLPレコードはCDの登場によって一瞬で粗大なゴミの山となり、部屋の片隅をブラックホールにしてしまった。ベータは買わなかったし、VHSのテープが信頼できなかったので、VHSで揃えた映画は数本程度と、DVD登場での時代の急流に足下を掬われなかったのはちょっとした救いであった。
 でも、DVDは最近になって収集していた。

 ブルーレイとDVDでは雲泥の差だ。調べると、Full HDの表示能力は、1080p。縦の走査線数が1080本で、プログレッシブに走査する。この規格はブルーレイだけが対応している。地上デジタルなどのハイビジョン放送は、1080iで、インターレスになる。この違いは面倒なのでここでは説明しない。700本以上をハイビジョンというのだそうだ。
 S-VHSで400本、DVDで500本。この数値は圧縮の度合いで上下する。
 
 つまり、ハイビジョンで慣れた目にはDVDでは満足できない。同じ映画でも、DVDよりwowowなどのハイビジョン放送を録画したほうが細部まで綺麗に表示される。
 こうしてまたもや膨大なDVDのコレクションは無用の長物になり果てようとしている。かなり大袈裟な表現だが。

 DVDで観た『もののけ姫』の映像は見るも無惨だった。圧縮による劣化の状態はひどく、別物の映画になってしまっていた。大スクリーンでの迫力は想像もできなくなっていた。あの大自然がぼやけて見える。崇高な美を秘めたダイダラボッチが歪んでいる。もうDVDでは無理だ。
 ジブリ作品がまだブルーレイで再発されていないのはとても残念だ。いつかその時にはブルーレイでもう一度見直したいと思っている。更なる感動を求めて。

 そうなると他のコンテンツが気になる。デジタル化された地上波は「タモリ倶楽部」とCMを除いてほとんどハイビジョンになっている。BSはNHK以外はだいたいハイビジョン。スカパー!e2は一部だけハイビジョン。ケーブル・テレビは今のところ何のアナウンスもないのだが、調べると、スカパー!HDが 2008年10月に開局していた。今年の秋までにはハイビジョンだけで70ch以上になるという。
 地上波のアナログは、480i、ケーブル・テレビのCSは525i。ケーブル・テレビの大手をチェックするが、CSのハイビジョン化に対する情報は見あたらないから当分先になるようだ。大手がそうなら、地方都市の小さなケーブル・テレビ局の対応はもっと遅くなるだろう。もともとケーブル・テレビはアナログ電波の状態が悪かったので仕方なく契約したもの。今はまだ我慢してそのまま見ているが、早い時期に契約を見直すことになるだろう。NFLのレギュラー・シーズンが始まる9月までには様子を見て、もう一度再編成しなくては。
 
 蛇足ついでに蛇足。
 蛇足、その1。
 BD/DVDレコーダーがアクトビラというサービスを利用できるというので、スィッチング・ハブを買ってきて、早速インターネットに接続した。アクトビラ ベーシックは地デジのデータ放送のようなもの。使い勝手や情報量から見てデータ放送に劣るから、これのためにわざわざ接続する必要はないだろう。メインは、アクトビラ ビデオになると思う。インターネットの通信速度によるが、ハイビジョン画質で映画などを観ることができる。パソコンなしでも有料動画コンテンツを楽しみたい人には便利かもしれないが、選択肢のひとつでしかない。

 蛇足、その2。
 uk Amazonで購入するブルーレイには、日本語字幕が入っていて、しかも日本より安く買えるものがあるらしい。早速、試しに注文する。King Kong [Blu-ray] [2005]は、日本での発売予定が5月9日、日本のアマゾンでは定価4,935円が3,617円で予約受付中、英国からだとGBP 17.26で、現行レートではJPY 2,504だった。Postage & Packing料金を取られているので2枚以上買えばもっと単価がやすくなるかもしれない。

 地上デジタル化の余波はいろんなところに波及しそうだ。
 
 
 
 

越中五箇山合掌造り集落

 先日の白川郷に続き、合掌造りの集落で有名な五箇山に向かう。2日前に雪が降っていたので少しだけ期待したのだが、どこの家も屋根の雪はすっかり溶けていた。
  
 五箇山はトンネルを何本も抜けた富山県になる。東海北陸自動車道五箇山ICを降りると、すぐに菅沼集落に到着。駐車場は展望台にあり、集落へはエレベーターに乗らなくてはいけない。リサとの散歩を諦めかけたが、ペットOKということで、リサ初めてのエレベーター。特に緊張の様子はなかった。
 
  
綿菓子屋此処似候-越中五箇山菅沼集落
展望台から菅沼集落を望む。
 
 
 地下3階からトンネルを抜けると、菅沼集落に出る。規模は白川郷に負けるが、合掌造りが建ち並んでいることに変わりはない。店の前のベンチで店の人と話ながら蕎麦を食べる。
 

 
 
 五箇山の集落はここだけではなく、移築して作られた五箇山青少年旅行村 合掌の里相倉集落がある。菅沼から10kmちょっとの相倉集落は山の中腹に合掌造りが並んでいた。ほとんど観光地化されていなくて、庭掃除していた村のおばさんと話す。おばさんの家は昭和27年に普通の瓦屋根に吹き替えていた。2階が体育館のように広くなったとのこと。合掌造りの2階以上は狭くて、養蚕をするか、物置にする以外使い道がないらしい。
 
 
 高速道路の通行料が安くなると、東海北陸道は今以上に大渋滞が予想される。その前に行っておきたかった。



春3月、まずは奈良・薬師寺

 3月1日 日曜日は暖かく晴れていた。奈良に向かう。京都や飛鳥は高校時代に自転車で彷徨いたことがあるのだが、奈良は修学旅行とちょこちょこと来たぐらいで土地勘がない。

 今日も今日とて興福寺春日大社に行くつもりで奈良に着いてから、思い直して薬師寺に目的地を変更すると反対方向に曲がれとナビに言われた。目の前に警官がいたが無理に交差点内で車線を変更する。薬師寺新薬師寺がごっちゃになっているからこんなことになる。でも、行きたかったのは薬師寺に間違いなかった。

 ただ、ナビとの折り合いが悪く、近くまで来ているのにナビの言うままに走ると薬師寺の駐車場になかなか行き着かなくて、周りを2周してからやっと正規の駐車場に車を止めることができた。
 
綿菓子屋此処似候-薬師寺 遠景
 
 薬師寺では玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿が公開され、西塔の内部を特別に期間限定で観賞できると何かで読んでいて、それを思い出して急に薬師寺に行くことにした。いつのもごとく行き当たりばったりなのだが、公開は丁度3月1日からで、偶然にも空回りせずにすんだ。
 
綿菓子屋此処似候-薬師寺 東塔
 
 薬師寺は奈良の西の京にある。近くに唐招提寺があり、この2寺が西の京の目玉で、町はずれになる。田園風景に伽藍を望む風景は京都にない奈良や飛鳥ののどかさで観光地化も控えめに思う。
 
綿菓子屋此処似候-薬師寺 本堂
 
 薬師寺の境内は薬師寺式伽藍と独特の建物の配置らしい。詳しくはwebで。(よくよく見ると、ナビで行く時の注意がちゃんと書いてあったりする。旅行は計画的に、ネ?)

 講堂の裏から梅を見ながら北に歩くと、玄奘三蔵院伽藍があり、大唐西域壁画殿では平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」を観ることが出来る。この建物は平山郁夫画伯の為だけの個人美術館みたいなものだ。
 
綿菓子屋此処似候-薬師寺 梅
 
 薬師寺の境内は広く、直ぐ横を近鉄の橿原線が通っている。唐招提寺は、また、日を改めて。
 
 

映画『★CHEチェ 28歳の革命 | 39歳 別れの手紙』

 革命家を目指す夢は目指す前に頓挫した。だから革命家ではないがチェを観た。チェだから観たかったからではなく、この映画の監督がずっと追いかけているソダーバーグだからだ。2部作に分かれている作品をそれぞれ公開日にちゃんと観ている。
 
 CHE 28歳の革命は時間軸を自由にカット割りする如何にもソソダーバーグらしい映画で、緊張感を始めから終わりまで持続させるソダーバーグの力量を満喫できる。緊迫したシーンの連続であっても、キューバ革命に勝利するまでの物語なのでハッピーエンドで終わることがわかっているから安心して観ていられた。
 
 CHE 39歳 別れの手紙はボリビアの革命に失敗し殺害されるまで。段々に息苦しくなる映画は苦手だ。
 
 平和で自由な日本でも革命という文字はまだ禁句に近いのかも知れない。巨大ジャスコ内のシネコンで観ていたのだが、3分の1ぐらいのチェの部隊が初めて空襲されるシーンで突然上映が途切れ、館内は明るくなった。

 急に黒幕の逆鱗に触れて上映が禁止されたのか。夜遅くになって映倫でのチェック漏れが判明したのか。未曾有の大不況で反革命の波が日本を飲み込んだのか。

 しばらくして、「非常ベルが作動したため只今確認しています。しばらくそのままでお待ちください」と館内放送が流れ、「ジャスコ側 3階だ」などとマイクの向こうの緊迫した雰囲気がそのまま伝わってくる。スクリーン横の禁断の非常口から我先に逃げ出そうかと思ったが、そこはグッと堪えて静かにトイレ休憩したりして待っていた。
 異常なしと言うことで闇の手の届かないまま上映は続行されたのだが、順次上映を再開していくためにかなり待たされた。そこは10スクリーンあるのだが、映像技師は何人いるのだろうか?
 
 ソダーバーグ監督は旧作の映画からカット割りを真似することが良くある。この映画でもゴダールウィークエンド中国女的なシーンが時々あって、意識しているのかなと思った。(もちろん勝手に思っただけで確証は全くない。)
 そんな所もソダーバーグ監督作品の面白味のひとつだ。
 
 ゴダールと違って、ソダーバーグはアジテーターではない。アメリカ社会にたいして批判的な面はあるにせよ、反社会的な行動に訴えるようなことまではしないと思う。
 私は、ソダーバーグを映画監督ではなく映像作家だと思っている。彼の紡ぎ出す表現力の溢れた映像に魅了されるのが好きだ。
 
 館内から出ると、ご迷惑をおかけしたお詫びと無料映画鑑賞券を手渡された。映画が中断したのは革命の予兆ではなかったらしい。







 ここで言う表現力とは、
1. 表現する内容を細部まで具体的に的確に把握して綿密な計画性を持っていること。
2. 表現するための技術、技能が完璧に習得され、細部まで目的にかなった方法で描写できること。
3. 説得力を持って鑑賞者の心に訴えられること。
 
 映画だけではなくすべての分野に求められていることだけど、訓練で習得できる範囲は少なく、一種の才能が必要となる。

雪の白川郷

 昨日は我が家でも雪がちらついていた。山の中も雪だっただろう。しかし、一日でかなり融けてしまったようだ。
 
 
  車 
  車 
  車 
 

 起きたら殆ど昼だった。いくら日曜日でも寝過ぎたと慌てて身支度するが行く当てがある訳ではない。
 
 取り敢えず東海北陸道を北に向かう。白川郷や富山まで通じて夕方からの渋滞がより非道くなり、避けたくてあまり足を向けていないのだが、ちょっとそこまでと走り始める。
 
 ひるがのSAまでちょうど1時間。ここで一旦一般道に降りて、上りのSAに併設されているクックラひるがのを見て回る。チーズ工房や能登半島の氷見から直送されてきた魚などの食材が売られていた。食べる店を探すが、ラーメン屋さんとカレー屋さんぐらい。下の階に食堂はあるがひとけがなくて入りにくかった。
 
 インド人のいるカレー屋さんでキーマンカレーとナンを食べる。ひるがのは分水嶺のあるところ。ここから北へ流れる水は日本海、南へは太平洋へとたどり着くことになる。そこでカレーセット 850円。
 
 物足りなさから、まだ北へ向かいたくて、ならば行き着く先はここだけ。白川郷に照準を合わせる。11kmの長いトンネルを抜けると白川郷に出る。
 
 着いた頃には3時を過ぎていた。それでも結構観光客が歩いている。世界遺産集落内の荻町駐車場を見つけて車を入れる。ほぼ満車だけど誰も駐車料金を取りに来ない。周りの店の人も無関心。後で調べると、500円らしいが時間外なのだろう。

 リサと雪道を散策する。合掌造りの家屋が散在し、ある家は家の中を有料で開放し、隣では土産物屋さん、食堂、民宿と観光地化されてはいるのだが、それでも生活と密着している感があり、高山の古い町並みのような白々しい違和感がない。
 
綿菓子屋此処似候-白川郷

 合掌造りの屋根の雪が半分溶けてしまって、景色としては物足りないが、ふっと心の和む山間の空間だった。
 また夏にも来てみたい。
 
 
 帰りは渋滞を避けるために、高山の手前まで遠回りしてせせらぎ街道を郡上八幡まで南下する。途中の峠付近ではやっと雪道を走行。タイヤがちゃんとスタッドレスだったことを確かめる。
 これが本当の目的だったりして?

 

雪につられて

 さあ、と北陸に向かう。残念ながらというと怒られてしまうが、路傍の雪は山になって残っているものの、路上は綺麗に除雪されて溶けていた。今日は北陸まで足を伸ばしても履き替えたばかりのスタッドレスの真価を試すことはできなかった。
 
 まず目的地に選んだのは福井県鯖江市の蕎麦屋さん佐野蕎麦。鯖江の商店街の真ん中にあった。越前そばはおろし蕎麦が有名で大体がどこでもぶっかけになる。佐野蕎麦店主は蕎麦の味を大事にしたいと言う思いで、つけ麺にこだわり、さらに薄味、そして塩をふりかけるだけに辿り着いたようだ。注文したのは、塩そばと塩おろし。塩おろしは付け汁が大根汁と塩だけで、だし汁は入っていない。

綿菓子屋此処似候-塩と塩おろし
 
 食後は付近をリサと散策。城下町だけに立派な寺社が建ち並ぶ。後でツツジで有名という西山公園にも行くが冷たい雨で散歩は諦め雪吊りをしたツツジを撮影。一面のツツジが雪吊りしてある風景はこれだけでも異様。
 
 綿菓子屋此処似候-雪吊りツツジ
 
 帰りは通り道で開催されていた南越前町の荒波フェスタを覗き、ここでは普通のおろし蕎麦を食べる。リトリートたくらの蕎麦打ち名人が出張販売していた。
 
 結局、蕎麦屋さんを2軒ハシゴしたのだが、おいしかったかと聞かれるととても困る。私には蕎麦の味がわからない。蕎麦の風味を理解していない。2軒とも最近食べている蕎麦に比べると太麺だった。それだけでも蕎麦の感触は大きく変わり判断する基準が失われる。
 また、共におろし蕎麦の大根はあまり辛くなかった。舌が痺れるほどの辛味大根に慣れているので物足りなくあったが、蕎麦の味とは関係がない。。
 塩そばは血圧が高めで塩分を控えている身にはつらい面もある。ならば、注文しなければよいのだが、この店のオススメを無視できないし・・。
 
 佐野蕎麦さんの店主とお話しし感想を聞かれたもののどのようにお答えしたらよいのか私にはわからなかった。自分の主義主張にこだわることはとても大切なことだけど、最近はどちらかと言えばこだわらないことにこだわっているのでそこまでこだわって欲しくないというのが正直な気持ちだ。もっとも色んな蕎麦があることはとても良いことで、それぞれにこだわってみえるからこそ色んな蕎麦が食べられる訳なんだけど。
 
 ともあれ、雪がないのが一番残念だった。



雪が降る

true-千種豊月の天せいろ
 
 1月11日の昼食は名古屋の中心街のちょっと外れにある蕎麦屋千種豊月。写真の天せいろが目玉のようだ。左の大きなかき揚げには小海老などの具が一杯。
 何より驚かされるのは、1階はテーブル席と座敷、2階は座敷のみの上下で70席以上はあろうと思われる店内が、午後2時頃と時間を外しているのに、並ぶ人が出るほど混雑していること。ほかに店がないの?
 
 NFLのプレーオフは、2回戦のDivisional Roundになって優勝候補が次々と消えている。第1シードはともにいなくなった。白熱する試合から目が離せない。好試合が続いている。
 
 寒くなって仕事で使っているドットインパクトプリンターの調子が悪くなって、数年ぶりにヤオフクを思い出して、ちょっと新しめの機種を落札。これで冬が越せるか?
 
 今週になって空は急に冷え始めて雪模様。ついに13日の朝は9時頃から急に降り出して積もり始める。慌ててチェーンをつけたりして一人苦労していたんだけど、1時間ぐらいで雪は止んで、あっと言う間に溶けてしまう。眠気だけが残った。気象庁の発表では積雪4cm。
 
 12日に1台のすりきれたタイヤを早めの雪対策として新品に替える。ついでに愛車のスタッドレスの見積もりをそっと聞く。大きめのタイヤなので軽自動車のようなわけにはいかない。前に調べたら10万円以上で、このたびは9万円。10年を超えた中古車には厳しい価格だ。

 13日は雪が積もった。と、またまたヤオフクを思い出して調べる。中古のスタッドレスがホイール付きで2万円から3万円だった。スタッドレスがあれば、少しは気楽に北陸や高山方面に走れる。北の地方はチェーン規制がずっと続いている。
 
 きっとオークションのような手続きは性に合わないのかも知れない。残り時間の少ない適当な所を3つぐらい選んで様子を見ているうちに面倒くさくなって3万円即決で落札する。見始めて3時間ぐらいのことだった。

 理由のひとつは出品者がすぐお隣の市だったこと。引き取りに行けば送料とかで遠方の出品者とやりとりするよりは多少落札価格が高くてもかえって安くあげられる。と勝手に自分に言い訳する。

 出品者に直ぐ電話して、引き取りついでにタイヤ交換もお願いする。落札したのが5時。7時半には我が愛車はスタッドレスをはいていた。

あけましておめでとうございます。

 お正月は食べて寝ての太りすぎ警報発令中。すき焼きやカニすきの連チャンは堪えます。
 
 そんな中、3日は恒例になっている鈴鹿市でいちご狩りをしてきました。(渚さんにはお世話になっています。)
 
 綿菓子屋此処似候-いちご狩り
 
 
 いつにもまして甘くて、熟したいちごも一杯で、大満足のいちご狩りでした。
 
 いちごでお腹がふくれて、なのに、その足で茶茶でとろろめし。何しろこの店の自慢はお変わり自由の大盛り。とろろなら入ってしまうから、逆に困りものです。
 
 明日はまた蕎麦の予定・・・?!?!
 


12月も終わりで

 お昼にボーッとテレビを見ていたら、蕎麦屋の中継をしていた。年越し蕎麦は大晦日の年を越すギリギリに食べるのかと信じていたら、昼間から行列ができていた。
 
 年越し蕎麦は夜食でなくていいんだ。( ・_・;)
 
 棚からぼた餅ではなく、エーッとなんと言うんだったか、そうそう、目から鱗。
 
 それで昼食は市内の蕎麦屋にした。桔香草は日曜日の昼時には何時も満員なのに、今日はやけに空いていた。やはり昼に年越し蕎麦を食べるのは一般的ではないらしい。
 
 メニューは年越し蕎麦だけ。
 
true-お品書き
 
true-年越し蕎麦(冷)
 
true-年越し蕎麦(温)
 
 12月は、14日にも連続して越前に向かい、東尋坊まで足を伸ばした。自殺の名所でも有名らしい?? 写真も動画も撮影したのだが、自動露出の調子が悪くて掲載を断念。
 
 ということで、今年も終わり。書き残したことがあるので、忘れないうちに書いておこうと思っているんだけど、今年の時間はもう残されていない。残念。
 
 では、良いお年を。